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8月15日「刺身の日」。なぜ「切り身」じゃないのか

2026.08.15 / 話題キーワード: 刺身の日

木のカウンターに並んだ、生魚をのせた握りのイメージ写真
写真:Unsplash / Jason Leung(イメージ)

この記事の内容

  1. 語呂合わせではない記念日
  2. なぜ「刺す」なのか
  3. もうひとつの説
  4. 実はよくわかっていないこと
  5. よくある質問

語呂合わせではない記念日

8月の記念日は「ハ(8)」の語呂合わせだらけですが、刺身の日は違います。

由来は1448年(文安5年)8月15日。室町時代の書記官・中原康富(なかはらのやすとみ)が書いた日記『康富記』に、「刺身」に関する記述が現れた日そのものが記念日になっています。

これが文書に残る「刺身」の最も古い記録のひとつとされています。

なぜ「刺す」なのか

魚は切って作るのに、なぜ「切り身」ではなく「刺身」なのか。『康富記』にその答えが書かれています。

鯛なら鯛とわかるように、その魚のひれを刺しておくので刺し身

切り身にしてしまうと、何の魚かわからなくなる。そこでその魚のヒレやエラを切り身に刺して種類を示した。ここから「刺身」という言葉が生まれたという説です。

言われてみれば理にかなっていますが、料理名の由来が「盛り付けの工夫」だったというのは意外ではないでしょうか。

もうひとつの説

武家社会と結びつける説もあります。

「切り身」という言葉が武士の切腹を連想させて縁起が悪いため、「切る」を避けて「刺す」を使った、というものです。

関西で「造り」「お造り」と呼ぶのも、同じく「切る」を避けた言い換えだとされます。言葉を避ける文化が、そのまま料理名として定着した例です。

実はよくわかっていないこと

この記念日、意外な点が2つあります。

また『康富記』の日付は旧暦のため、現代の暦に換算すると9月13日ごろにあたります。

よくある質問

Q. 「刺身」と「造り」の違いは?

A. 基本的に同じ料理を指します。関西で「造り」「お造り」と呼ぶことが多く、盛り付けを凝らしたものを指す場合もあります。

Q. 魚以外の刺身もある?

A. こんにゃく、湯葉、なすなど、生や下処理した食材を薄く切って盛る料理も「刺身」と呼ばれることがあります。

Q. 夏の刺身で気をつけることは?

A. 生食は食中毒や寄生虫のリスクがあります。購入後は早めに冷蔵し、その日のうちに食べきるのが基本です。表示や販売店の案内を確認してください。

出典・参考記事

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