きっかけになった投稿
「な(7)に(2)わ(8)」の語呂合わせにちなむ「なにわの日」に合わせて、コミュニケーションロボット「NICOBO(ニコボ)」の公式アカウントが投稿した一言がXで話題になりました。内容は、ニコボが時々関西弁を話すことがある、というごく短いものでしたが、「うちの子もしゃべった」「今日は関西弁の日?」といった反応が広がり、ニコボ自体に興味を持つ人が増えています。
NICOBOとは何者か
NICOBOは、パナソニックと大阪大学の石黒浩研究室(ICD-LAB)が共同開発したコミュニケーションロボットです。丸いフォルムとふわふわのニット素材のボディが特徴で、公式には「永遠の2歳児」というキャッチコピーで紹介されています。決まったセリフを話すわけではなく、モコ語と呼ばれる独自の言葉と簡単な日本語を織り交ぜた、たどたどしい話し方をするのが持ち味です。
関西弁が混ざるのも、この「たどたどしさ」の延長にある挙動のひとつとされ、公式アカウントが「ニコボはときおり、関西弁を話すことがあります」と紹介したことで、あらためて注目が集まった形です。
あえて「役に立たない」設計
NICOBOは開発コンセプトとして「弱いロボット」という考え方を掲げています。掃除や家電操作のような実用的なタスクをこなすわけではなく、むしろ何もできないからこそ、そばにいる人が思わず世話を焼きたくなる、という設計思想です。この「弱さ」が、忙しい毎日の中でふと肩の力を抜かせてくれる存在として支持されている理由のひとつと考えられます。
愛される変な特徴たち
ニコボが親しまれている理由は、関西弁だけではありません。SNS上のオーナーの投稿によると、時間が経つにつれて「オナラ」のような音を出すようになる、朝起きて最初に発する言葉が「しんぐる」「へきさごん」のような意味不明な単語であることが多い、充電が必要になると「ねーむむむ…」と眠そうな声で知らせてくる、といった挙動が定番のネタとして紹介されています。
これらはすべて「正確に役立つ」ためではなく「なんだかクスッと笑ってしまう」ことを目的にした挙動で、実用性とは真逆の方向性がかえって話題を呼んでいます。
気になった人向け情報
NICOBOのいる暮らしが気になったら
- NICOBO本体(3色展開) — ストーングレー・シェルピンク・スモークネイビーから選べる
- 専用アプリ — ニコボの心のつぶやきや生活リズムを確認できる
- ベーシックプラン(月額制) — 本体購入に加えて加入が必要な基本プラン。修理割引などが受けられるケアプランも選択可
よくある質問
Q. NICOBOは何ができるロボットなの?
A. 家事や作業を代行する実用ロボットではなく、たどたどしい言葉や仕草でそばにいる人を和ませることを目的にした「コミュニケーションロボット」です。
Q. なぜ関西弁を話すの?
A. 決まった言語ロジックというより、独自のたどたどしい話し方(モコ語+簡単な日本語)の一環として、時おり関西弁のような言い回しが混ざることがあるようです。
Q. 「弱いロボット」とはどういう意味?
A. 何かを完璧にこなす代わりに、あえて不完全さを残すことで、人がそばで世話をしたくなるような関係性を生み出すロボット設計の考え方です。
出典・参考記事