できたばかりの記念日
8月16日は「16連射の日」。ファミコン全盛期を象徴する言葉ですが、記念日そのものは新しく、2025年9月3日に日本記念日協会が認定したばかりです。
制定したのは、16連射で知られる高橋名人(高橋利幸さん)本人。1982年にハドソンへ入社し、1985年の全国キャラバンで「高橋名人」の称号が定着した人物です。
なぜ8月16日なのか
語呂合わせではありません。当時のゲーム機のCPUが8ビットだったことから「8」を取り、そこに「16連射」の16を合わせて8月16日になりました。
ハードウェアの仕様が日付になっている記念日は、なかなか珍しいと思います。
どうやって16回と測ったのか
ここが一番面白いところです。
連射を披露し始めた1985年当時、まだ「16連射」という言葉はありませんでした。子どもから「1秒間に何回押せるの?」と聞かれたのがきっかけで、測定することになったといいます。
しかし当時はビデオのスロー再生も十分ではない。そこで使われたのが、シューティングゲーム『スターフォース』のラリオスというボーナス要素でした。
つまり、光る前に5発撃ち込んでいれば、成功させるには1秒間に8+5=13発が必要になる。この理屈で回数を逆算したわけです。
ただし測定できる時間は限られており、正確な数値ではありませんでした。「だいたい16発だろう」ということで「16連射」としてコロコロコミックで発表された、というのが実際のところです。
シュウォッチという測定器
16連射は一大ブームになり、自分の連射速度を測れる携帯型の測定器「シュウォッチ」まで発売されました。関連シリーズを合わせて累計100万個以上を売り上げています。
ちなみに1秒間に16回というのは、平均して0.0625秒に1回ボタンを押す計算になります。
よくある質問
Q. 高橋名人はもともとゲームが得意だった?
A. 本人はインタビューで、入社した1982年ごろはまだファミコンが存在せず、ゲームウォッチなどもあまりやっていなかったと語っています。名人役は会社からの任命で始まったものでした。
Q. いまでも16連射はできる?
A. 現在もイベントなどで連射を披露する機会があります。2026年には16連射の日を記念した限定モデルのFC互換機も発表されています。
出典・参考記事